道具の揃え方

目的に合った道具を正しく選び抜くことは、プロフェッショナルに求められる技術の一つではないか。
トレンドや煌びやかな外観に誤魔化されることのない原理原則に則った正しい知識は、
いかなる時代が到来しようとも、流されない『一生モノのスキル』となろう。

道具の揃え方

道具の揃え方

創造を自由自在に表現できる技術者は、その方法を多彩に持ち合わせる。
言い換えれば、表現目的に合致した『方法』を瞬時に判断し切り替える技術を持っている。
表現方法の選択肢が多いことはプロフェッショナルとして不可欠であるが、技能との兼ね合いも必要である。
道具の性能と個性を把握することは、実は、それ自体がプロとしての技術なのである。

レベルを問わず、以下４種は基本となる。
ベースカット、刈り上げそしてスライド＆ストロークを確実に使い分けることは技術修得の王道。

ベースカット	スタイルを創る基本となるシザー。握る、握り込む、握り返すといった一連の操作を違和感なく行え、手によく馴染む5.5～5.0inch。開閉回数が多く、切れに誤魔化しや油断は許されない。COBALT(CO)を確実に、そして熟達に応じsecond、thirdまで揃えたい。
刈り上げ	効率良く綺麗な“面”を創るには、少なくとも6.0inch以上のオフセット型が必要。技術熟達度や客層に応じ、刈り上げに特化した6.0inchオーバーも必要になるが、まずはオールシーンに違和感なく使える6.0inchが推奨される。またベースカットと刈上げを正確に使い分けることは、技術向上の王道である。
セニング	まずは低スキ率から使い始めることが望ましく、ラインが出にくく自由自在に次使える。技術熟達度や客層に応じ、好みの、また適切なスキ率製品を選ぶための基本となる感覚を身に着けるためにも基本となるもの。
スライド＆ストローク	ベースカットや刈上げシザーのような“柳刃”ではなく、毛髪を痛めずにスライドさせながら使える“笹刃”型。動的操作にも耐えられる、自由度と安定度を兼ね備えたものが望ましい。

3レベル 3ランク
3レベル3ランク
行き当たりばったりにではなく、計画的に道具を揃えることもプロへの条件ではないか。
『あらゆるレベルに在る技術者がどのような道具を揃えているのか？』、誰しも気になるところであろう。
そこで、KIKUに集積され毎日更新されている膨大なデータを元に、技術レベル、経験年数、購入・修理頻度、エリア別＆サロン客層等々を徹底的に統計解析した。
ENTRY、BASICそしてADVANCEの３レベル。
その各レベルに合わせ、LOWER、STANDARDそしてHIGHERの３ランク。
さらに、もっとも集中率の高いラインナップを『KIKU推奨』としてスペシャルプライスでご案内。

　　ADVANCE HIGHER

　　ADVANCE STANDARD

　　ADVANCE LOWER

　　BASIC HIGHER　推奨

　　BASIC STANDARD　推奨

　　BASIC LOWER

　　ENTRY HIGHER　推奨

　　ENTRY STANDARD　推奨

　　ENTRY LOWER

ADVANCE LOWER
　
　

・DC 54D(DX)：ベースカット
・DC 54D(DX)：ベースカット
・DC 60S：刈り上げ、オールシーン
・DC BX85：刈り上げ
・DC F262V：低スキ率
・DC F233V：中～高スキ率
・SC 66：スライド＆ストローク

ADVANCEクラスではベースカットシザーとして少なくとも2丁揃、セニングについても二種のスキ率を揃えたい。

ADVANCE STANDARD
　
　

・DC 54D(DX)：ベースカット
・CO 54D(DX)：ベースカット
・DC 60S：刈り上げ、オールシーン
・DC BX85：刈り上げ
・DC F262V：低スキ率
・DC F233V：中～高スキ率
・SC 66：スライド＆ストローク

ベースカットにはドライorウェットで使い分けるためCOとDC を揃える。スキ率の異なる二種のセニングにはいずれもKIKU フラッグシップVシリーズを。

ADVANCE HIGHER
　
　

・CO 54D(DX)：ベースカット
・CO 54D(DX)：ベースカット
・CO FX(EX)60：刈り上げ、オールシーン
・CO BX85：刈り上げ
・CO F262V：低スキ率
・CO F233V：中～高スキ率
・SC 66：スライド＆ストローク